9・25

 労働組合つぶしの大弾圧を許さない座り込み集会

 

日時:9月25日(水)8:30~16:00
場所:大阪地方裁判所前公園(西天満若松浜公園)



9・21関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会講演&討論会

 とき :21日(土) 13:30~

ところ:(金山)労働会館東館ホール

 

・第1部 講演  熊沢 誠(甲南大学名誉教授)
 存亡の危機に立つ労働組合運動と憲法28条
       ― 関ナマ労組つぶしはなにを意味するか
・第2部 討論  コーディネーター 柿山 朗(当会 共同代表)
 

 受け身で「お話を聴く」だけでなく、疑問や意見を出し合い、理解を深めていきましょう。(参加費 500円)

 

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9.・21講演&討論会チラシ.pdf
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  6・29「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会」結成総会報告

 

 2019年6月29日(土)名古屋市金山の労働会館で「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会」結成総会が会場を埋め尽くす130名の参加の下に開催された。 

  冒頭 呼びかけ人の一人で共同代表の中谷雄二弁護士から、この集会の趣旨と経緯について、の集会が組織の動員に依存したものではないこと、自覚した個々人が主導していることが紹介され、日本社会はファシズム前夜ではなくファシズムの片足を踏み込んでいると状況認識が示された。

 続いて 空前の弾圧にさらされている当事者で 東京から駆け付けた 全日健本部書記長の小谷毅野さんから「関西生コン労組弾圧の実態」の報告があった。集会への感謝のあと1984年結成された全日健労働組合が、中小企業で働く建設現場の労働者を組織していること、今回の弾圧はこれまでと異なり、労働組合つぶしを目的に事件がつくられていること、関西生コン支部(1500名)委員長を含む逮捕者67名(武委員長4回逮捕で現在も拘留)がでる中、6月14日にも京都府警が 非正規を正社員への雇用の要求や保育園入園の手続きに必要な就労証明書の発行要える求を恐喝未遂として労組員が逮捕されたこと等が報告された。『特高警察』(2012年 岩波新書)の中で 描かれている 裁判攻めで通常の労働組合活動をできなくさせる戦前治安維持法下での弾圧の再来が、今起こっているとの指摘があった

 続いて秘密保護法対策弁護団事務局長の小川隆太郎弁護士から、「関西生コン労組の弾圧実態とその市民運動への影響‐現地調査から見えてきた共謀罪型弾圧の手法」と題する記念講演があった。パワーポイントを使ってこの問題の本質、全体像が分かりやすく説明された。この弾圧の本質は、はじめから労組つぶし狙ったものであること、暴力団対策の警察組織 組織犯罪対策課が対応。小刻みな逮捕・勾留・家宅捜査を繰り返し、リーダーを一度とらえたら再逮捕を繰り返し出てこなせない。共謀罪そのものではないが 共謀の構造の隠滅の恐れがあるとして長期の拘留を正当化。裁判所がそれを追認し 検察が起訴する。警察による取り調べでの組合脱退工作、家族への恫喝、業者に対して生コンと手を切れとの言動。怖くて現場にいけないと 組合員もある。不当拘留中の労組員への苦痛を与える拘禁や治療要求を拒否など、まさに組合を壊滅するための常軌を逸した警察の違法行為の数々が明らかにされた。今回の弾圧の背景にある生コン業界の構造と関生支部の運動、正当なストライキとコンプラ活動が弾圧の標的にされていること、進行中の裁判で、検察側証人の経営者への反対尋問でも労組員による妨害行為なかったことなどが証言されるなど、その不当性、仕組まれた事件であることが明らかになりつつあることが報告された。 

この弾圧は共謀罪型弾圧の到来を告げるものであること、労働組合活動を理由した拘禁、警察による組合からの脱退を求める言動等その違法性を国際的にも訴えていきたいとの表明があった。マルティン・ニーメラーの言葉が紹介さて、萎縮しないで闘うこと重要性が強調された。

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関西生コン労組の弾圧プレゼン.pdf
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この大弾圧について、大変、詳しく、かつ本質を突いた資料となっています。是非ご覧になり、周囲の方に伝えて下さい。


 続いて 大阪から駆け付けた 被弾圧の当事者 その最前線で闘う 関西生コン支部 武谷新吾書記次長からのアピールがあった。武委員長をはじめとする執行委員が長期に拘留され多数の組合員が逮捕されるなか、自らもかつて1年に及ぶ拘留の経験を「あの時の大阪府警の対応は、まだ優しかった」と場内を沸かせながら、意気軒昂に 支援への感謝と引き続く支援を訴えた。 


  質疑応答の中で 守られるべき労働組合の権利を定めた憲法28条がなぜ守られていないのかの質問にて対して、全日健本部書記長の小谷野さんは、労働組合運動が後退する中で、マスコミや裁判官でさえ労働組合対する認識の劣化がすすむ中で、私たちの運動は「憲法28条に命を吹き込む運動である」との応答があった。

 

 休憩を挟んで 結成総会が 植木日出男議長を選出し開催された。はじめに準備会を主導した近森泰彦さんから、4月27日の最初の呼びかけ、4回にわたる準備会で、呼びかけ人や共同代表への就任要請、結成趣旨、当面の活動方針、財政活動方針,会則、議案書が議論され、この日の結成にいった経過報告があった(並行してネットでの準備会のホームページの立ち上げや、集会呼びかけのビラの印刷と配布、書籍の販売、大阪、大津への裁判傍聴支援も自主的におこなわれた)。これまで東海地区で市民運動や労働組合運動にかかわってきた自覚的個人が組織の枠を超えて準備会に結集したことが強調調された。マスコミがこの問題を黙殺する中で、集会参加者が参加する組織の機関紙等でこの問題を投稿、発信してほしいとの要請があった。関西生コン労組への弾圧の実態を労働者・市民に知らせる、関西生コン労働者の闘いをサポートするなど7項目の当面の運動方針案や、役員、会則、予算、結成総会声明の各案が提案された。

これまで東海地区で市民運動や労働組合運動にかかわってきた自覚的個人が組織の枠を超えて準備会に結集したことが協調された。マスコミがこの問題を黙殺する中で、集会参加者が参加する組織の機関紙等でこの問題を投稿、発信してほしいとの要請があった。関西生コン労組への弾圧の実態を労働者・市民に知らせる、関西生コン労働者の闘いをサポートするなど7項目の当面の運動方針案や、役員、会則、予算、結成総会声明の各案が提案された。

「会則」及び「役員」については → この会について   をご覧ください。


 意見交換、討論では以下の意見があった
・準備会に参加してきた人を中心に運営委員会を組織するが新たな参加者は歓迎する
・メディアへの報道要請については、今回東海地区の全マスコミに要請したが1社も反応がなかった。引き続き要請していく
・9条の問題をやっている市民運動の立場から マスコミが沈黙し、この運動へのネガティブなイメージがYouTube等で垂れ流される中、この問題にかかわりあいたくない、よくわからないと思っている自分のまわりの人に運動を広めるのに、単に決議を流すだけではなく、この問題をわかりやすく訴えることが必要との指摘

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趣旨・経過・活動方針.pdf
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・この問題をよく考え、理解し 自分の言葉でまわりの人たちに語ることが重要
・インターネットでできる署名の検討を
・自分で今何ができるか、Twitter、Facebook、ブログで情報発信を
・国会や地方議会でも取り上げることを要請すること
意見交換、討論の後、すべての議案が参加者全員の拍手で承認され、役員が紹介された 。


 共同代表のひとり石田好江さん(愛知淑徳大学名誉教授)から女性ユニオン名古屋にかかわる中で、自分が共同代表になることでこの問題が社会全体の問題であることをわかってもらえるのではないかという思いで共同代表を引き受けたとの発言があった。

 この後、石田共同代表から この日会場で参加者より集められたカンパが関西生コン支部の武谷書記次長に手渡された。最後に 共同代表の一人 柿山朗(元日本海員組合全国委員)からまとめの挨拶があった。この結成総会声明が読み上げられ、結成総は終了した。


 総会へは、東海合同労組、国策による労組つぶしは許さない勝手連滋賀から連帯のメッセージが寄せられた。7月23日にこの問題で京滋集会を準備するユニオンの方の参加もあった。総会後、懇親会が行われ、参加者それぞれの自己紹介と思いが語られ交流を深めた。 
 この問題の全国的運動への合流をめざす東海地区の拠点が生まれた。闘いは始まったばかりだ。多くの労働者、勤労者に呼びかけながらこれから続く長期の闘いを、東海地区から支えていく出発点としたい。

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関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会結成総会声明

 

 

 

 

  私たちは、本日、昨年8月以来、全日本建設運輸連帯労働組合関西生コン支部(以下、関西生コン支部という)に掛けられている刑事弾圧事件に抗議し、これを支援するために東海地方(愛知、岐阜、三重)の有志が集まり、「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会」を結成しました。結成総会では、関西生コン支部の委員長はじめ組合役員、組合員を次々に逮捕・勾留、起訴した事件は、刑事事件として立件されるべき事件ではなく、威力業務妨害、恐喝に名を借りた労働組合潰しのための企業と国家によるでっち挙げ冤罪事件であり、近代国家としてありうべからざる刑事弾圧事件であるということが明らかになりました。一つの労働組合の組合員の逮捕者延べ67名、起訴45名に上る未曽有の大量の刑事弾圧事件であること、およそ害悪の告知に当たらないことを言ったとして「恐喝」罪をでっち上げられ、労働組合のストライキへの平和的な協力要請を「威力業務妨害」罪とし、労働組合法1条2項を無視した逮捕、勾留、起訴を繰り返し、保釈を認めず、組合役員からの集会アピールの発信すら禁止し、家族との面会すら許さない人権無視の身柄拘束を長期間続けています、憲法上保障されている人権すら顧みない警察、検察、それに無批判に追随する裁判所は、厳しく批判されなければなりません。警察、検察は、取り調べの過程でも、「関西生コンを抜けろ」と組合脱退をあからさまに要求し、組合員の家族を呼び出したり、家族に電話をして、「組合から脱退するよう」求めています。「公平中立」であるべき組織として、許されない行動です。こんな信じがたいことが私たち一般市民の知らないところで起き、それがこの国で暮らす多くの人々に知らされない状態が続いているのです。異常という他ありません。日本国憲法が保障する基本的人権は、国家権力によって敵視された団体・個人には保障されないなどということが許されてはなりません。企業と結託した人権無視の警察、検察の暴走と裁判所の横暴を広く多くの人々に知らせることが急務です。

 

 私たち、「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会」結成総会に集まった一同は、滋賀県警、大阪府警、大津地検、大阪地検及び大阪地裁に対して、憲法に保障された人権を無視し、自らの権限を濫用して続ける労働組合潰しの刑事弾圧に厳重に抗議するものです。これらの機関と構成する人々は憲法と法律を遵守して、直ちに関西生コン支部に対する刑事弾圧を止めるよう要求します。身柄拘束されている組合員、組合役員は直ちに釈放し、適正な法による公正な裁判によって速やかに無罪が言い渡されることを求めます。私たちは、今後、この刑事弾圧事件の被害者に対する支援活動を行っていきます。この事件の真相とそれを強行している警察・検察・裁判所を批判し、その声を全国に広げることに尽力するものです。

 

 

 

       2019年6月29日

 

 

 

                      関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会結成総会参加者一同

 

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なお、以下の方々に、この結成総会に向けた【呼びかけ人】になっていただきました。

中谷雄二(弁護士);古木民夫(日本ジャーナリスト会議東海連絡会代表);近森泰彦(ユニオンと連帯する市民の会代表);柿山 朗(元海員組合全国委員);鶴丸周一郎(ふれあいユニオン委員長)熊沢 (甲南大学名誉教授);高木輝雄(弁護士)川口 創(弁護士);猿田正機(元中京大学教授);大脇雅子弁護士);石田好江(愛知淑徳大学名誉教授);浜島将周(弁護士、秘密法と共謀罪に反対する愛知の会共同代表);田巻紘子(弁護士); 小林 収(元愛知県議)水野幹男弁護士);広岡法浄(ユニオンみえ書記長・東海ユニオンネットワーク代表);平川宗信(名古屋大学名誉教授);飯島滋明(名古屋学院大学教授)和田 肇(名古屋大学名誉教授、特任教授);鈴木明男(愛知働く者の健康センター事務局長);小出 裕(日朝協会愛知県連合会事務局長);本 秀紀(名古屋大学教授、愛知憲法会議事務局長);井戸孝彦(東海民衆センター代表);藤井克彦(反貧困ネットあいち);河田昌東(チェルノブイリ救援中部);大坂恭子(弁護士)